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─── 千倉の田んぼ便り ───

岡田 一慶
 
 
 2019年10月
 朝晩は涼しくなってきましたが、まだまだ日差しは強く暑い日が続いています。
 今年はイノシシが田んぼで暴れることもなく、台風15号の前に稲刈り、ハザ掛けを終え、ホッとして帰宅しました。この時期台風が来る事も多かったのですが、ハザ掛けが倒れる事はありませんでした。
8月29日稲刈り

 でも今回の15号は関東では過去最強クラズの勢力で房総半島を直撃しました。次の日、ハザ掛けした稲が水没している可能性があったので、ギンブチとキンちゃんが千倉に向かいました。
 アクアラインは開通していたものの館山道が通行止めて、 いつもの倍の時間がかかりましたが、幸い千倉の家は停電していませんでした。台風一過の暑い日でしたが、何とか壊れたハザ掛の修理作業を終えることができました。
 9月の下旬に脱穀のため千倉に向かいましたが、屋根にブルーシートをかけている家が多くて被害の大きさに心が痛みました。ハザ掛けし直した稲がまた倒れていないか心配しましたが、すっかり乾いていて、脱穀も無事終えることができました。
 お隣さんの話によると台風上陸後一日は停電しローソク生活だったそうです。家は雨樋が外れ、薪ストーブの煙突が曲がっている位で済みました。周りの家々でも屋根の修理や片付けが続いていました。
9月26日脱穀
稲のひこばえがびっしり正面の家のビニールハウスの
白いシートが飛ばされています。家の機械を入れている
ビニールハウスのシートも飛ばされてしまいました。
 
 
 今年もお米をお送りできるのは嬉しいことです。1日水に浸かっていたものを再度乾燥させたため心配しましたが、大丈夫のようです。新鮮なうちにお召し上がりください。
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