寒 波
大寒も半ばにいたり、この冬最大の寒波がやって来た。
マスコミは、「四十年ぶりの大寒波!」と騒ぎ立てる。
郊外の福生でも、マイナス5℃。以前住んでいた山梨なら、普通の冬の寒さ。生まれ育った会津なら、尚更穏やかな冬の日といえそうな寒さ。
しかし、東京の生活が十年以上。東京の寒さに慣れた体には、節々が痛み出し、日々の行動さえ、億劫させる寒さなのです。
今週月曜日、午後から降り出した雪は、吹雪となり、恐らく大丈夫だろうとたかをくぐり、ゆっくり帰宅したら、立川から先の電車が止まってしまった。
西武線なら拝島まで行けるとの情報、国分寺に戻り、西武線に乗り換えた。確かに動いてはいるが、駅ごとに30分停車する、超鈍行運転。拝島に着いたのは、11時、有明から五時間もかかってしまった。
仕方ない仕方ない。年に一二度、こんな日があるのは仕方ない。この寒さに慣れたので、もうこれからは、ほんのちょっと春めくだけで、いっぱい春を感じることができる。
2018.1.27 Mamoru Muto
迂回に回った西武線高野台駅前の雪の町並み。長く停車しすぎるので、たばこを吸いに駅の外に出たら、急に電車が出発し、さらに次の電車まで三十分以上待たされた。