1 月
凍てつく風と、幼い太陽。
晴れ渡った硬い空。
何故かこの季節が好きだ。
産ぶ声を上げる前の、
硬い殻に守れらければ、
壊れてしまいそうな、
少年の純な魂を感じるからです。
私はどこから来て、どこへ行く。
幾ばくかの人生で、それなりの答えは出して来た。
それは数多ある答えの、ほんの一部でしかない。
新たな答えを探すこと。
探し続けることが、生きること。
季節は一年のうち最も寒い時期を迎え、
己を純な少年の時まで戻し、
新たな答えを探しにでかる、
心の準備をしなくてはいけない。
2018.1.10 Mamoru Muto