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青  春

青春とは、苦しいことばかり。
疑問に感じなければ良いのだが、
些細なことか気になり、
それを詰めたれば、
もはや僕の手には負えない大問題となる。

人は何故食べるのか。
なんの価値もない自分が。
と、自分の存在感の薄さに、
腹立ち、苦しさが全身を覆う。

あらゆるものが、
バラの棘となって僕の肌に傷を負わせてさっゆく。
しかし、防御が出来ない僕。
防御システム自体にまで疑問を持ってしまった私。

もはや突き進む他なかった。
身体が壊れるまで、
悲鳴をあげ、耐えきれなくなるまで。

そしてやっと、小さく「ノー」と叫んだ。

2017.12.7 Mamoru Muto
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