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 韓国民主化
 民主化は確実に認識を変えつつありますね。今韓国で韓国人による江戸時代の本が密かに広まっているとか。内容は江戸時代は同じ時期の朝鮮半島より、経済活動が活発であった。というものです。
 
 日本人にとり今では当たり前のことですが、1990年辺りまでは、江戸時代に注目されていませんでした。昭和元禄とかいう流行語はあったが、江戸時代を深くは理解してませんでした。経済成長が終わり、生活の質に注目が行くようになり、江戸時代の治安の良さや、完全リサイクル社会や、町人文化を今の社会と重ねて見るようになってからです。
 韓国人にとっては、江戸時代までは朝鮮半島の方が文化も経済も進んでいた、日本は遅れた国だった。明治維新後急速に近代化し、武力で朝鮮半島を支配した。という認識です。
 
 近代化というのは簡単に出来るものではなく、江戸時代からの積み重ねにより始めて成しえたこと。植民地化といっても、力だけではなし得ないこと。朝鮮半島の近代化を日本に学ぼうとした人々がいたこと。独立後そういう人々により、漢江の奇跡と言われた、高度成長を成し遂げることができたこと。戦前の力による支配は多くのリスクを生むと日本は学んで、その後の開発途上国との関係で、その教訓を生かして来たこと。など知って欲しいと思います。
 
 貧しさについて、あるはヒューマニズムについて。
 貧しさは比較の問題です。元々農村は貧しくありません。豊かな秋の実りと共に豊かな生活があったのです。でも商品経済が入り込み、何もかにもお金で売り買いされ、都市との格差が生まれるなかで、物価は上がり、今までの生活が出来なくなり貧しさが生まれたのです。豊かな都市を意識するにつけ、貧しいと感じるようになったのです。
 一方、ヒューマニズムは、更に工業化が進み、みんながかっての貧しさから脱出し、逆戻りしなくなり、生活に余裕が出来て、初めて、心の豊かさをを求めるようになり、初めて考えることのできる考えです。左派や進歩派のヒューマニズムには、貧しさというものへの考察なしに述べられることが往々にしてあります。
 
 北朝鮮からたくさんの人が逃げてくる。命の危険を顧みず、中国で人身売買に合い、中国人妻される危険があっても逃げてくる。更に深刻な生存の危機故の行動です。
 今韓国で吹き荒れている、慰安婦や徴用工の話も、豊かになった人々、貧しさを忘れた人々からの批判との言われても仕方ありません。当時の貧しさへの配慮に欠けているような気がします。
 
 自らの権利や自由を要求するは当然の権利です。そこから出発して、過去や他国について論じる時は、自分たちの置かれた状況との違いを考慮すべきです。
 
 昨年、ヨーロッパやアメリカで吹き荒れた、大衆迎合主義、マスコミや民主派の人々が忘れていた、保守白人層の反乱がある訳です。人種や民族が融合する世界にあり、取り残された下層の白人達が、ことまま人種や民族が融合する流れに待ったをかけた訳です。
 
 爆買いと揶揄される中国人、そこまで豊かになったら、遠からず民主化が始まる。と思われますが、マスコミであまり報道されない、六七割の、貧しい頑強な共産党支持者が、保守的な習政権を支えている訳です。
 
 かって日本でも吹き荒れた左翼運動が政権を取れなかったのは、この貧しさに対する配慮に欠けていたからだと思います。東京では美濃部都政が成立したのに、自民党と拮抗できる、農業政策や地方活性化政策を打ち出せなかったからです。
 
 ヘビースモーカーは昭和時代の特徴?
 タバコを少しでも減らそうと、キセルを使い始めた。なかなか良い、吸う量を今までの半分以下にする事が出来た。今はキセル自体が売っていない。探すのが大変だった。そうなのに、吸い始めて二本落としている。また、巻きタバコ用のタバコが、刻たばこ風に細長くカットされているのを見つけたのも大きい。
 キセルを使い始め、昔の人は本当に一服で、量は少なかったと気付いた。キセルで多くを吸えない。花魁か使っていた様な大きながん首のキセルならともかく、普通のキセルでは、量は多く吸えなかった。
 
 ヘビースモーカーが生まれてくるのは、ゴールデンバットなどのタバコが出てきてから、サラーマン時代と共に、量が増えて言った様な気がする。サラーマンのストレスの大きさと比例している様な気がする。
 「会社」というより組織は、日常生活を細かく規制する。それ以前の農民や職人は大雑把なのルールで生活していた。分単位でやることが決まっている、現在の社会の方が感じるストレスは桁違いに大きい。だからヘビースモーカーは昭和時代を特徴する習慣の様な気がします。
 
 9月24日にカニ坂の祭りの打ち上げ。
29日には、NHKで全国放送された。
写真はスイカ割り、すぐに即興の遊びが入る。
 
 選挙
 無駄な選挙ですね。解散総選挙を多発している現政権は、いずれしっぺ返しをうけるんじゃないでしょうかね。
 きちんと憲法読めば憲法違反の選挙です。憲法を軽視する政党が憲法改正を言うから、説得力ないのです。
 
 前原さんや小池さんを悪くいうつもりはありません。短期間で政党を立ち上げ、選挙に打って出るには、無理があります。都知事を辞任して国政選挙にでなくて良かったと思います。任期途中で放り出したら、いずれつけを払わされます。
 僕は野党をまとめる事が出来たら、原発ゼロと情報公開を約束してくれるなら、自民党政権よりは良いので、一票入れようと思って居ました。筋を通す政党が出てきたので止めました。
 
 政治は一寸先が闇です。民進党の分裂はしかたありません。幸い、立憲民主党は民主主義の原点に戻る事で、復活の糸口を見つけたんじゃないでしょうかね。有権者との対話から民意をくみ取る、政策を立案してゆく、基本に戻ることが大切です。政権復帰を前提にすると、無理な多数派工作をしなければならない。民主党政権崩壊の総括がやっと出来たのかも知れません。
 
 僕は五十五年体制が終わり、自民党は一度解体すべきだと思っています。この政党は権力を維持してはじめて成立す政党だからです。民主党政権がもう四年続いて居たら、分裂解体していたでしょう。
 現在の保守的安倍政権を支えている一つは、北朝鮮と中国ですね。特に中国の経済的、政治的圧力か、憲法論議、安全保障と保守的なものを支えています。しかし内政に関しては、野党の受け入れの政策が多く、いずれ国民から見透かされるでしょう。
 
 今回は野党がまとまらなかった事と台風による勝利です。投票率の低さがそれを示しています。野党が選挙に対応できない。争点をぼかし選挙に関心をむかないようにし、組織政党が有利な選挙をする。台風が見えすぎた手法を可能にした。もはや安倍政権は賞味期限は切れ、腐り始めています。
 
北朝鮮
 猿芝居のような選挙も終わり、次に気になるのは、北朝鮮です。軍事的オプションがあるのかどうか、です。トランプや安倍総理は僕の嫌いな政治家ですが、北朝鮮に関しては、力による制圧は仕方ない選択と思っています。
 アメリカまで届くミサイルの完成と、そこに乗せる核兵器の完成までは、話し合いはしないと明言している北朝鮮、残された道は軍事的制圧しかありません。僕が軍事的オプションを賛成するには、北朝鮮の核兵器保有は、韓国日本の核兵器保有につながる事と、何より北朝鮮の庶民に何ももたらさない、世界で最も人権の無視された国だからです。
 
 最近、北朝鮮ウォッチャーのジャーナリストからこんな話が伝わっています。経済制裁は、この国の高官達には影響は少なく、庶民の生活が一番影響を受けます。それなのに喜んでいると言うのです。それは輸出が禁止された石炭、魚介類が庶民の手の届く値段まで下がり、今年の冬は暖かく過ごせそうだ、と言うことだそうです。いかに核やミサイルが庶民の犠牲のもとに作られ続けてきたことを示しています。
 
 軍事的制圧ではなく、もっと安全な平和的方法もあるのですが、北朝鮮並みの人権弾圧をしている中国がそれを認めないのです。それは脱北者を北朝鮮に返さず、韓国に無条件で送り届ければ、脱北者は十倍百倍と増え、北朝鮮の体制は崩壊します。
 
 後はアメリカ、日本、韓国政府の本気度の問題です。今後どうなるか注視とて行こうと思っています。
 
  絵・ちえ子 
 右傾化
 維新の会が生まれたり、改革右派と称する希望の党ができたり、日本全体は右傾化しています。一つにはアメリカやヨーロッパの右傾化と連動しているというより、東アジアの右傾化を受けてのことだろうと思います。
 東アジアは一様ではなく、台湾や韓国は民主派が政権を取っています。しかしながら中国の圧倒的な力が、習政権の共産主義回帰は、軍事的、経済的圧力となり、日本に心理的を安全保障問題と保守的圧力となっているのです。日本も格差は広がっているが、ヨーロッパやアメリカの取り残された強固な保守庶民の存在までは深刻ではないと思います。
 
 力には力で対応するのは、短期的には必要かも知れませんが、将来的には友好ではありません。最小限の安全保障上の準備は必要ですが。将来的には、力ではない対応、自由で民主的であること、より民主的な国家を作る事の方が、より有効な武器なのです。
 中国は今後変化する国です。多くの中国の人が日本に来るようになり、日本街並みや綺麗な田舎に接して、心の内に多くの印象を持ち帰っています。それこそが中国が物質的だけではなく、精神的に豊かになる原動力になるはずです。いずれ民主化せざるを得ないでしょう。
 

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