身を軽くし、そして変化すること
山笑う萌えの季節。
植物達は長い沈黙の時を終え、一斉に生命の歌を歌い始めた。
蜜を集めに忙しい蜂のように、花と花を巡る蝶達のように、
重いものは捨て、身軽になって、
移りゆく季節の奏でる音楽に、耳を傾けましょう。
それは、変わり続けるということ。
新たなものを受け入れ、化学反応し、新たなものに変化すること。
かっての勲章にしがみつき、変わる自分を押し留める傲慢さは、
何の足しにもならない。
重い鎧は捨て、幼葉に生えた産毛で感じ、
脱皮した柔らかい皮膚を、大きく膨らませましょう。
2017.4.20 Mamoru Muto