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「人間は肉食爬虫類」
 
 
 たまには世界平和について語ろう、照れくさいけど。
 このテーマは 何年か前に本誌に投稿した「人間は爬虫類」のプラス版でもあります。そう「人間は肉食爬虫類」です。これが世界平和を妨げてる大きな要因と思います。人は肉を加熱して食べるから解りにくいですが 立派な肉食動物です。
 
 草食動物は加熱しても肉は食べません。そして、肉食動物は弱肉強食が基本で、平和は始めからありません。人は時には同じ人間も食べます。そこまでいかなくても、犬猫を食す集団が世界にちょくちょくいるいるように、人間にとっての食物のボーダーラインは、同族の人間ギリギリに設定されてるわけです。これは 現実には人食までいかなくても、多くの人間は遺伝子レベルで殺人に抵抗が無いのを表してると思います。もちろん普段はそれにブレーキをかける遺伝子も働いてるのでしょうが。しかし、それは実に危ういアクセルとブレーキで、ちょっとした刺激で殺人スイッチに切り替わるのでしょう。また完全に切り替わらなくても、人がイジメられる人間を見て楽しいのは、肉食動物なら、獲物が阿鼻叫喚するのを、快感とプログラミングされてるからで無いでしょうか?
 さらに人のイジメでなくても「魚の踊り食い」と言って、魚が苦しむのに、人が快感を得られのも肉食動物の現れでしょう。また歯から見ても人間は肉食の為の犬歯が残ってます。そして、草食動物動物も、激しいケンカはしますが、相手を殺す事は、そうそうありません。また、草食動物の巨大な群は珍しく無いですが、肉食動物の巨大な群は、僕の頭には浮かび上がりません。ゆえに、肉食動物の人間が増えるとそこで、激しい弱肉強食が行われるのは当然の結論でしょう。
 
 人間が平和に暮らすには、食物のボーダーラインを、人間から遠い草食動物のラインまで押し戻す必要があるでしょう。「棒ほど願って鍼程かなう」と言う諺のように、食物のボーダーラインを菜食と言う遠いところに引けば、人間のトラブルがあっても 殺人まで来るのには かなりの距離があります。
 まぁ~平たく言えば、肉食動物は「こいつは気に入らないか食べしまおう」草食動物は「こいつ気に入らないから おっぱらっおう」です。しかし、肉を食いたいは本能、肉は食いたいのです。血がしたたるステーキを食べたいのです。
 しかし、その問題は、じきに現代の食品加工技術でとけるでしょう。 植物を肉風にするのはもうそこまで来てると思います。植物でカニかまを作るのです。 現時点でできる範囲は菜食にしましょう。本能は血がしたたるステーキや「こいつ、気に入らないから食べてしまおう」になってますが(笑) 
 え?この考えは菜食主義者では知られてる事? 
菊池尚武
 
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