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奇      蹟


「平凡な毎日」なんて、とんでもないことです。
僕らは毎日奇蹟の一日を過ごしているのです。
そう感じられないのは、なんと不幸ことでしょうか。

心の倉庫に後生大事にしまっている、古めかしいガラクタは捨てましょう。
本当に必要なものはそんな多くはありません、他はみな捨てましょう。
そうしたら、無機質にしか感じられなかった「平凡な毎日」が、
キラキラと輝いて見えてくるはず。

子供がキラキラ輝いているのは、心の倉庫に空いているからです。
見るもの出会うものを感じたり、考えたりといった心の動き、
すなわち、外から見たらキラキラと見えるのです。
お腹が空けば何でも美味しく食べられることに似ています。
大人は、経験とか体験とかを後生大事に詰め込んでいるため、
新たに収納する余裕がないので、以前に見たものと同じと決めつけ、
通り過ぎてしまうのです。

世界は同じことはけして起こりません。毎日変化し続けているのです。
その変化の違いを受け止め感じるためには、空の心のスペースが必要なのです。
そうすれば子供の時のように、キラキラ輝けるはずです。

2014.9.15 Mamoru Muto

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