花言葉 | 「活力」「芯の強さ」「治癒」 |
名 前 | 吉野川上流の国栖(クズ)がくず粉の産地だっことに由来。 |
根 | くず粉、漢方薬の葛根を取る。 |
茎、蔓 | 熱を加え、発酵させ繊維を取り、葛布に加工。 |
花 | 秋の七草の一つ。乾燥させたものは薬用 の葛花 (カッカ)、イソフラボン多く含む。 |
く ず 〔まめ科〕 Pueraria ThunbergianaBenth. (=P. hirsuta Matsum) |
各地の山野に普通はえる大形で丈夫な多年生のつる状草本。茎の基部は木質になる。全株に掲色のあらい毛があり、茎はつる状に非常に長く伸びてlOm以上になることもある。葉は大きく、互生して長い業柄のある3出複葉で、頂小葉はほぼ円形、または横に長い広楕円形,側小葉はゆがんだ円形、またはゆがんだ楕円形で,主脈よのひとり下側の業身の方が大きい。小葉の長さ17cmぐらいになり、先端は急に細くなって,短かくとがり、基部は鈍形、または広いくさび形でごく短かい柄があり、全縁, またはしばしば浅く3裂し,時には波状縁になる。葉質は厚く、上面は緑色で荒い伏毛がまばらにあり、下面は白色をおび、白色の毛をやや密生する、秋に葉般から15~18cmの総状花序を立て、紫赤色の蝶形花を密集してつけ、下方のものから順に開花する。花は長さ18~20mm。旗弁は色がうすく、翼弁が濃い。がくは浅紫色、がく型片の長さはがく筒の15~2倍、下側の裂片が長い。雄しべは10,下部はゆ着して1体になる。豆果は長さ5~10cmの線形,褐色の荒い開出毛でおおわれる。根は肥大して薬用となり、また葛粉を作る。葉は牛馬の飼料になる。
〔日本名〕 クズはクズカズラの省略であるという。一説にはクズは大和(奈良県)の国栖(クズ)であり,昔国栖の人が葛粉を作って売りに来たので、自然にクズというようになったといわれる。〔漢名〕 葛。 -牧野植物図鑑- |