乱蘭最新号No142 2013 3/7発行  1280×720pxで編集
 春の光、昨年四月上旬の福生、多摩川
春 の 光

 「光の春」の光はまだ寒く鋭い。
三月もお彼岸を過ぎる頃となると、
鋭さを失い柔らかさへと変身する。

 水面に反射する光は、
己の内をも照らし出してしまう。
 なにやら柔らかい世界が久遠の彼方まで
続いているような、錯覚さえ見させてくれる。

 春が実動し始めた。二三ヶ月経ち振り返った時は、
ただの平凡な春なのかもしれないが、
今は期待が満ちている。それを楽しもう。 (ま)