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そば打ち日記
 
 11/25 荻窪、星野宅、お蕎麦の会 十人ほど
  半年以上休んでいるとなかなか感覚が取り戻せない。数打てばだんだん上手くなる。今シーズンの最初は修ちゃんのところでやることにした。案の定切り方が上揃いだったり、注意しなければならないポイントも忘れている。これからこれから。
 十二月半ばに予定しているバラッドの忘年会にざるそばと、カレーそばのオファーがあったので、カレーそばも試した。カレーは今一、再考が必要。
 
 前日、豊田で喫茶店 Beatriceをやっている吉開理恵ちゃんに、年越しそば用の生麺を持ってゆく。年越しそばがどのぐらい日持ちするかのテスト。後日、味は良いが切れてしまったと言う報告。彼女がそば好きだ言うのは助かる。嬉しいことに、使わないからと立派な日高昆布を帰りにもらう。万歳。
 僕はまだ一度もキチンと、彼女に僕のそばを食べてもらっていない。いけないいけない。次は僕がお蕎麦を茹でて貴女にご馳走して、二日冷蔵庫で保管したそばを理恵ちゃんが茹でて食べてもらい、その違いをテストする。と電話で約束した。
 
 12/15 武藤宅お蕎麦の会。四人集まった。
 とろろ繋ぎのざるそば、鍋、カレーそば、等々。
 このぐらいが、僕の家でのパーティーは丁度良いのです。接待しながら僕も話の中に入れるので。今回嬉しかったのは、高校時代から縁が続いている北沢君が駆けつけてきてくれたこと。お蕎麦を美味しい美味しいいって食べてくれた。後日、メールで高校時代のことが走馬燈のように甦り、光っていた。と送ってきた。僕も同感とメールを返した。
 
 前日、喫茶店 Beatriceにそばを持ってゆき、理恵ちゃんに振る舞い、今回は二割のとろろ繋ぎ、年越しそば用の日持ちテスト、二日保存、をお願いする。結果は切れと報告をうける。仕方ない。12/29の受け渡しはやめることにした。後日、1/3 に Beatriceの新年会でそば打つこと決定、大晦日をずらしてくれるなら、ざるそば以外にも色々作れる。
 
 12/17 西荻窪 プアン バラッドの忘年会 三十人 (ざるそばとカレーそば)
 殴りの大工仕事の仲間にそばを振る舞うことが出来た。話だけでなかなか機会が作れなかったので、僕も嬉しい。カレーそばも二回ほど試しに作っていたのでバッチシうまくいった。来年も声がかかりそうだ。
 
 12/21 年越しそばのテスト用に打つ
 Beatriceで29日手渡す分はキャンセルしたが、30、31日カニ坂の忘年会、国立レラで手渡す年越しそばが少しでも切れないようにしなくてはならない。今度はトロロではなく小麦粉二割でテスト。中に濡れたキッチンペーパーも入れた。乾燥が一番の原因と思うのだが。
 22日ラップで梱包した麺を開ける。トロロ繋ぎよりは生麺が強くなっている。でも味が小麦粉味が強く素麺のよう、どうしようか。まだ日があるので、一割でもう一度試そうか。
 巷の一食分は150gから160g前後、僕の盛りは250g、少なく気取ったそばは気にくわない。腹にたまって、しかも美味しくなくちゃだめ。かけそばならともかく、 ザルそばだと160g本当に少ない。
 
12/26
 レラのエマさんがビックリ腰でダウン、大晦日のレラのお蕎麦の会は延期。年越しそばは僕が手渡ことにした。上幸の幸いというか、時間的に無理だった除夜舞の最後に年越しそば出すことを、主催の德田ガンちゃんと決める。かえって忙しくなつたか。四十人ぐらい居るようだが、二十人ぐらいの分量で足りそう。除夜舞のホームページ作っていて、顔出さないと言うのもおかしな話で、良い機会が作れた。
 
12/29
 地獄の三日間の始まり、昨夜寝付けず朝の五時頃やっと眠る、十時半に起き、足りないものの買い出し。大鍋で出汁を取り、午後一時頃から打ち始める。体が重い睡眠上足である。
 夜六時までに十割で二キロ半打ち終える。次に「持ち帰り《は二キロ、小麦粉一割入れる。楽々、繋ぎ入れた方がずっと楽。結局終わったのは、深夜の十一時半。明日、明後日はこの五割増し、六キロ打たなければならない。体が持つか壊れるかだ。
 
 12/30 地獄の二日目、福生忘年会、30人強、越しそば引き渡し10人分
 何とか、睡眠は確保。午前中準備し、福生カニ坂フェスティバルのスタッフの忘年会にゆく。みんな美味しいと食べてくれた。麺の断片の素揚げは急遽、カレー味のひき肉、人参、ネギのアンをかけて出した。これもまずます。例により、宴たけなわになり、裸でポンポコ踊り。四時間ほどで退散。
 夜六時から大晦日用打ち始め、深夜の零時半までに四キロ打ち終える。さすがに疲れてきたのでもう深夜目が冴えることはない、熟睡。
 
 12/31 地獄の最終日、国立、年越しそば25人分、明大前「除夜舞《30~40人
 八時半起床。体調もなかなか良い、地獄と命吊するほどではないか。九時から動き始める。十時頃からそば打ち開始。もう残りの二キロと、そばにならない昨日からの断片は、小麦粉を少し加え打ち直すことにした。もう持ち帰り用年越しそばだけ。でも、安心すると問題が出てくるのが手打ちそば。何とか三時までには打ち終える。
 夜六時、国立レラに到着。25人分、受け取りに来た七、八人に無事手渡す。最後に来たメグちゃんは家まで送る。あれ、お母さんが死んで少し大人になったか。
 もう除夜舞でお蕎麦を茹でるだけ。途中レストランで夕食を取り、明大前に着いたが、キットアイラツクホールが見つからない。携帯のインターネツトで検索してたどり着く。僕が知っているのは移転する前、やっと除夜舞を見ることが出来た。ガンちゃんのホームページも作っているが、全く除夜舞を見ないでwebに載せるのは少し気が引けていた。
 三、四人の公演を覗いて、十二時少し前から、地下の喫茶店の厨房で準備。若い子達がキビキビと動いてくれるので助かる。彼らに最初に振る舞う。零時を迎えるが全く新年という感じがしない。零時半頃から一気に茹で、打ち上げ会場に運んでもらう。なかなか好評のようでで一安心。片付けも若い者が手分けしてやってくれるので、僕は持ち込んだものを整理するだけ。万歳、二時にはホールを後にすることが出来た。
 
 1/3 豊田、Beatriceの新年会。十人ちょっと
  このぐらいの人数が丁度良い。朝からやれば休みながらほとんどのことが出来る。女性が多いというので、そばがきも加えることにした。クルミと豆腐をミキサーにかけ、醤油と砂糖で味付けしたソースで食べてもらうことにした。
 僕の小さい頃、おばあちゃんがそばの時は必ず「醤油で味付けしたクルミ《を添えてくれた。これが僕は大好きで、かけそばにたっぷりかけた。それを思い出した。クルミとそばは合う。
 
 さてと、これでしばらくそば打たなくてもいい。疲れた、万歳。