↑ 思い出すまま「嬉しい届けもの」        ↑ prev next↓

 千倉の田んぽ便り 2012年9月

 お彼岸も過ぎ、やっと秋らしぐなってきました。千倉も今年は猛暑が続き、7月の中頃から8月までの40日で、0.8ミリの雨しか降りませんでした。天水だけで栽培している田んぽはカラカラで、ひび割れしている状態でした。それでも稲の生命カは強く、枯れることも無く穂をつけました。
 去年は麦刈りの時期に雨が続き、収穫後の乾燥がうまくゆかず、廃棄することになってしまいましたが、今年は製粉できました。小麦は中カ粉(いわゆるうどん粉です)です。小麦もお米も新鮮さが命ですので、お早めにお召し上がりください。
 一番上の写真はトウキョウサンショウウオです。3月、田んぽの用水路にバナナの形をした卵隗を産みつけます。4月に3ミリほどのえらを持った幼生が生まれます。写真は6月ぐらいの幼体で、この頃から陸上で生活し始めるものもいます。えさはイトミミズやトビムシ等です。3年経つと大人になって卵を産み始めます。寿命は10年以上と言われています。指の骨に年輪があり、それで判別できるそうです。神奈川では絶滅が心配されていますが、千倉の田んぽの周りは環境が良いので、生息しています。
 町中では難しいですが、田舎では稲藁を燃やすのは日常風景です。脱穀が終わった後のほっとした時間です。秋の風情が感じられる写真ですが、炎天下なのが残念です。
 麦と米を同じ機械で脱穀しているので、麦が混じっている場合があります。小麦はそのまま食べられます。また精米機が古いので、藁くず等も混じっていますので、取り除いて下さい。 (岡田)




  



  






↑ 思い出すまま「嬉しい届けもの」        ↑ prev next↓