No101・Menu
懐かしのピーナッツ
・・・Mamoru Muto
絵・血精の流れ
・・・ナガッチョ
洪水・・・・・・麻梨
『自分の感受性くらい』に励まされて
・・・・・・菅野 幸江
住まい・・・・・・えいこ
水喰土公園
踏み心地・・・・八木雅弘
思い出すまま・・武藤 守
むぎ(おおむぎ)・・季節の花
編集後記
○ この新聞に対する僕のスタンスは、出せないような良いことが見つかったらいつでもやめようと言うことです。出すことを目的化すると無理が生じます。頑張ると必ず反動が起こり、嫌気が差してきます。何でそういうもののようです。150号200号まで続くと言うことは、殊更、止めるほどのすばらい事が見つからなかった、と言えるかも知れません。
○ 記念パーティーも無事終了して、さて次はとは思うのですが、例年のごとく春は気分が散漫になることが多く何とも集中しません。しばらくはこのままで行くほかないのかも知れません。
○ 今回はナガッチョ、えいこさん、菅野さん、澤さん、麻梨さんと武藤の原稿で作りました。
○ 次回は梅雨の終わる七月半ば頃出します。本当に良い季節なってきました。この緑のなす魔法の力をたくさん浴びてください。 5月中旬 まもる 拝
表紙/かたくりの花
三月下旬、百号記念パーティーで出す山菜料理の材料集め作業の中で見つけた。山梨でもかたくりはほとんど見ていなかったのに、である。羽村の取水場の対岸の河岸段丘の崖、崖下は造成地ではなく昔ながらの畑や田圃のある所である。周りに不法投棄の粗大ゴミなどが所々散らばっているで驚いた。一緒に鬼ゼンマイもあったが、蕨やゼンマイやコゴミはまだのようであった。
多摩川は豊かになった。水もきれいなった。鮎の遡上も中流域まで確認される様にまでなった。汚水の泡が住宅地まで飛んでいた、70年代の川を知っている僕としては、この30年の変化は感動である。川に沿い羽田空港まで山菜を探して下って行ってみた。溝口あたりの川原では、湧き水が出ており、小さな魚もいっぱい泳いでいた。その周辺でクレソンや野芹を見つけたが、上流より一回り大きい。この湧き水が、川の浄化を助けていると言う。僕は多摩川の川原で春のほとんどの山菜を見つけることが出来た。
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